お知らせ

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12/13(火)所員研究会を開催いたします【高齢者介護】

※※この研究会は終了いたしました※※

当研究所では所員の研究発表や情報交換のための所員研究会を開催しております。
研究者向けの研究会ですが、一般の参加もできますので、興味のある方は是非お越しください。

日時

2016年12月13日(火)14:00~15:30

会場

アジア成長研究所 6階 会議室
(北九州市小倉北区大手町11-4 北九州市大手町ビル「ムーブ」6階)

参加料

無料

使用言語

発表 日本語、資料 日本語(一部英語)

発表者・テーマ・要旨

発表者:新見 陽子 主任研究員
テーマ:「高齢者介護は家族介護者の退職時期を早めるのか?日本の事例から」
概要:本論文は、親の介護が介護者である子供の退職計画にどのような影響を及ぼしているのかを、日本のデータを用いて分析している。介護の負担の度合を考慮しない場合、親の介護は介護を担う子供の希望退職年齢に有意な影響を及ぼさないという結果が得られたが、親の主たる介護者である子供の場合においては、介護が子供の希望退職年齢に負の影響を及ぼすという結果が示された。現在、日本政府は少子高齢化に起因する労働力不足に対応するため、女性および高齢者の労働参加を推進しているが、これらの分析結果は、家族に高齢者介護を頼った場合、介護を担う家族介護者の退職時期を早めてしまい、政府のそういった対応策を妨げてしまうことを示唆している。分析結果は、介護サービスを充実させるなどして、介護を担う家族が仕事と介護を両立させることができれば、高齢者介護が家族介護者の希望退職年齢に及ぼしうる負の影響を緩和することができることを示唆している。

 

更新日:2016年11月30日
カテゴリ:セミナー