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『北九州の人口動態と都市構造に関する研究』

執筆者 田村 一軌
所 属 アジア成長研究所
発行年月 2016年3月
No. 2015-06
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内容紹介

北九州市は人口減少社会に突入しており,なおかつその高齢化率や人口減少率は日本の大都市の中で最も高い。したがって北九州市にとっては,ライフラインの維持問題やフードデザート(買物難民)問題などを解決するだけでなく、地域の生産性を高めさらには地域の持続可能性を高めるためには,その都市構造を集約されたコンパクトなものとすることが重要な課題となっている。そのような背景のもとで,長期的な地域の将来像をイメージしながら、地域の人口変動をどのように誘導するかというビジョンを策定する必要があるだろう。そのためには、人口密度を高く維持するべき地域はどのような地域なのか、または地域の人口密度を高く維持するにはどうすれば良いのか、といった知見が求められていると言える。本研究では,このような課題を鑑み、北九州市を事例として、人口密度の変動に関する分析を行った。