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高雄市における環境行政

執筆者 松本 充豊
発行年月 2003年 10月
No. 2003-30
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内容紹介

この報告書は、高雄市の環境行政(とりわけ大気汚染防止政策)を取り上げ、その特徴を分析したものである。深刻な大気汚染問題を抱える高雄市であったが、1990年代半ば以降、同市政府による環境行政には一定の成果がもたらされた。その背景として、政治的民主化およびそのプロセスでの「自力救済」運動の経験から、行政、企業そして市民が「環境ガバナンス」の構築に向けて動き出したことが指摘できる。しかし、高雄市による実践は、同市がイニシアティブを発揮し、国レベルでの取り組みを先導するような「自治体環境政策」の域にはいまだ達していない。