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香港経済と広東省経済の関係

執筆者 山本 裕美
発行年月 2003年 11月
No. 2003-34
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内容紹介

近年広東省の珠江デルタ地域は外国投資を集中的に導入して「世界の工場」と呼ばれるに至った。珠江デルタ地域は特にIT関係の外資系部品工場が出揃った結果パソコンの全ての部品が調達できる地域になったとまで言われている。

た結果パソコンの全ての部品が調達できる地域になったとまで言われている。このような世界の工場の実態を明らかにすべく、我々は2002年8月7‐23日の間に香港、広東省の深圳、東莞、広州、順徳、珠海及びマカオを回って日系企業、台湾系企業、中国系企業を調査すると同時に資料も収集した。

このような現地調査に基づいて我々は香港経済と広東省経済の関係を明らかにする。第1節では香港経済の現状と珠江デルタとの経済関係を分析する。第2節では広東省の対外経済関係を第10次5ヵ年計画、貿易、外資導入から分析する。第3節では広東省における日本の直接投資及び日系企業の実態を現地調査から分析する。第4節では広東省における台湾の直接投資及び台湾企業の実態を現地調査から分析する。なお以上の分析を通底する問題点は加工貿易、とりわけ広東式来料加工貿易の動向にある。第5節では広東省の地場産業の発展を家電企業調査か分析する。最後に第6節では以上の分析から華南経済圏と上海経済圏の長期的な視野からの比較を試みる。